コラム
Column
クレーン吊り具の点検の必要性と破棄する基準とは
クレーンは本体と吊り具で成り立っています。
しかし点検をする時は、本体部分の性能や動作などに偏ってしまっていないでしょうか。
吊り具の点検も必要ですので、点検の必要性と破棄する基準について紹介していきます。
▼クレーン吊り具の点検の必要性と破棄する基準
■クレーン吊り具の点検の必要性
クレーンの吊り具は、ずっと使い続けられるものではありません。
使用頻度・使用方法・運搬物の重量などの条件によって、ダメージを受けて変形していきます。
そのため安全な作業をするためには、点検が必要です。
もし点検を怠って、異常を見逃してしまうと、吊り具が持つ本来の能力を発揮できません。
その状態で作業をすると、事故を引き起こす可能性が高まります。
そのため日常的に点検をし、異常があるものは取り替えたり補修をしたりしましょう。
■クレーン吊り具を破棄する基準
クレーンの吊り具は破棄を決める基準があります。
例えば、製造時点の長さよりも5%を超えて伸びた場合は、破棄しなければなりません。
また、チェーンなどの断面の直径が、10%を超えて摩耗した場合の使用も禁止されています。
もちろん、明らかなねじれや激しい腐食・亀裂があれば使用せずに破棄すべきです。
なお、破棄する基準に達した吊り具は、ステッカーを貼るなど明確に区別するようにしましょう。
▼まとめ
クレーンは本体だけでなく、吊り具も1点1点しっかりとチェックしなければなりません。
そして、破棄する基準をしっかりと理解して、基準に達したものはステッカーなどを貼って管理しましょう。
弊社は毎日の点検を怠らず、安全第一で作業を行っております。
確かな仕事をご希望の方は、ぜひ弊社にご依頼ください。