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クレーンの作業半径について


クレーンは最大クレーン容量が示されています。
しかし、作業半径によって、その性能が変わることをご存じでしょうか。
この記事では、クレーンの作業半径と変化する性能、注意点について解説していきます。

▼クレーンの作業半径について
■作業半径とは
作業半径とは、旋回中心からジブポイントピン(フックの中心)までの距離のことです。
そのため、ジブを下ろせば作業半径は大きくなり、反対に高く上げれば作業半径は小さくなります。
またブームの角度を一番低くして、かつ最も伸ばした時のことを「最大作業半径」といい、作業半径が最も小さいものを「最小作業半径」といいます。

■作業半径とクレーンの性能の関係性
クレーンは作業半径によって、性能が変化するので注意が必要です。
例えば、ジブを下ろして作業半径を大きくすれば、その分ブームにかかる負担が大きくなります。
そのため、ブームの強度や安定性が低下するので、吊り上げられる重荷にも制限が加わるのです。
つまり、作業半径を大きくすればするほど、クレーンの性能が低下します。

■アウトリガ張出幅について
クレーンはアウトリガ張出幅によっても、安定性は変化します。
例えば、最大限張り出して作業を行えば、安定した作業が可能です。
つまり、作業半径を大きくできます。
しかし、長く出せない場合はクレーンの安定性が低下するので、吊り上げ性能も低くなると考えてください。

▼まとめ
クレーンの作業半径とは、旋回中心からフックまでの距離のことです。
基本的に最大作業半径で作業ができますが、作業半径が大きくなるほどクレーンの性能が低下することには注意が必要です。
弊社はクレーンについて熟知し、最高のパフォーマンスを発揮します。
クレーン車に関する作業は、ぜひ弊社にお任せください。

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